春に種を蒔いてから始まった「わた花(コットンフラワー)の観察日記」。
前回は、2メートルを超えるほどに成長し、上の枝では花が咲き続け、下の枝ではふくらんだ実の様子をご紹介しました。

そして今回──ついに、待ちに待った瞬間が!
9月17日、下の方の実が割れて真っ白な綿を発見しました。
さらに、割れる前に収穫して干しておいた実も、自然に割れて綿が顔を出し、
白くふわふわとしたコットンが姿を見せてくれました✨
長い栽培の中でも特に感動の瞬間を、写真とともにお届けします。
9月17日、下の枝の実が割れて白い綿を発見!
朝、庭に出ていつものように観察していると、下の方の枝の実がパカッと割れて白い綿が見えているのを発見!
思わず「ついに出てきた!」と声をあげてしまいました。
手のひらにのせて見ると、ふわふわと軽く、太陽の光でほんのり輝いているよう。
これまでの成長の過程を思い出して、じんわりと嬉しさがこみ上げてきました。

- 割れた実から白い綿が見える瞬間
- 下の枝で複数の実がはじけ始めた様子

まだ割れていない実は、収穫して乾燥させておくと…
上の枝ではまだ青い実が多く残っていたので、
一部は割れる前に収穫して風通しのよい場所で乾燥させてみました。
数日すると、固かった実が自然に割れ、
中から真っ白な綿がふわっと出てくるんです!
この瞬間もとても感動的でした。


- 乾燥中の実の様子
- 自然に割れて綿が出てきた実のアップ


綿の中には小さな黒い種が
綿を少し伸ばしてみると、中から綿がびっしりついた黒い種が顔を出します。
そっと取り出してみると、一つの実にだいたい5〜10粒ほどの種が入っていました。
来年の春、この種をまた蒔いてみようと思います。
- 綿の中から見える黒い種
- 取り出した種を並べた写真

種を取り出した後の綿はふわふわに!
綿の中の種を丁寧に取り除くと、より純白でふわふわなコットンに。
この状態になると、まるでお店に並んでいる天然綿そのもの。

この綿は、
- 小瓶に入れてインテリアに
- ハンドメイド作品の素材に
など、いろいろな使い道が楽しめます。

まとめ|自然の恵みを感じる収穫体験
春に種を蒔いてから約半年──
小さな種から芽を出し、花を咲かせ、実をつけ、そして白い綿を見せてくれるまで。
コットンフラワーの栽培は、自然の力と季節の移り変わりを感じる素敵な体験でした。
今回育てたコットンフラワーは、調べてみると**「和綿(わめん)」**であることがわかりました!
小ぶりながらもふんわりとした白い綿が愛らしく、どこか懐かしい優しい風合いです。
ひとつひとつの実が割れるたびに感じた感動は、まさに自然の恵みそのもの。
今年はこの和綿にたくさんの学びと癒しをもらいました。
そして来年は、ぜひ**「洋綿(ようめん)」**にも挑戦してみたいと思います。
和綿との違いや花や実の形、綿の質感などを比べながら、また一年、
わた花の成長を見守っていくのが今から楽しみです。🌿
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