尿を出すだけで、がんのリスクを種類別に評価してくれる検査「マイシグナル・スキャン」。
気にはなるけれど、
「本当に尿だけでいいの?」
「結果はどんなふうに届くの?」
「値段に見合うの?」
と迷っている方も多いと思います。
わたしは2025年11月、健康保険の健康診断のオプションでマイシグナル・スキャンを受けました。
この記事では、実際の検査の流れと、届いた結果報告書の中身を写真つきで公開します。
手軽な「マイシグナル・ライト」や、血液で調べる「デメカル」との違い、わたしなりの使い分けプランもまとめました。
先に結論をまとめると…
・健診の尿検査と同じ感覚で、体への負担はゼロ
・わたしの結果は記事の中で公開しています
・ただし価格は高めなので、2回目はもっと手頃なデメカルを受ける予定
(記事内の「スキャンとライトの比較」へ移動します)
マイシグナル・スキャンを受けたきっかけ
50代になって、「お金よりも、健康がいちばん大事」と強く感じるようになりました。
身近な親戚でも、がんになったという話題が出ることがあります。
自分の体のことが気になっていたタイミングでもありました。
そんなときに知ったのが、尿検査だけでがんのリスクを評価してもらえるマイシグナル・スキャンです。
正直なところ、金額は高めです。
今まで一度も受けたことがない検査なので、結果を見るのが怖い気持ちもありました。
それでも「今の状態を知って安心したい」という思いのほうが強く、夫に相談したところOKをもらえたので、思い切って受けてみることにしました。
わたしが受けたのは、加入している健康保険(協会けんぽ)の健康診断のオプションです。
当時のオプション料金は55,000円でした。
健診や人間ドックのオプションとして導入している医療機関もあるので、健診の予約時にオプション一覧を確認してみるのがおすすめです。
マイシグナル・スキャンの検査の流れ
マイシグナル・スキャンは、尿に含まれる「マイクロRNA」という物質をAIで解析し、がんのリスクを種類別に評価する検査です。
マイクロRNAってなに?なぜ尿で調べられるの?
公式サイトの説明を、わたしなりにかみくだいてまとめてみました。
マイクロRNAの研究は、もともと血液で行うのが一般的だったそうです。
ただ、血液は赤血球が壊れる「溶血」などで、データが安定しにくいことがあります。
その点、尿は溶血の心配がなく、自宅でも手軽に採れるのが強みです。
尿に含まれるごくわずかなマイクロRNAを濃縮する技術を開発し、実用化したのがマイシグナル・スキャンです。
公式サイトで紹介されている実績(2026年11月時点)
・導入医療機関:2,500以上
・共同研究:約50機関
・対象の10種類のがんは、日本のがん死亡者数の約8割を占める
受け方は、健診会場で受ける方法と、自宅でキットを使う方法の2つがあります。
わたしの場合:健診会場で受けた流れ
特別な準備や痛みは一切なく、普段の健診の尿検査とまったく同じ感覚で終わりました。
追加でしたことといえば、料金を支払ったことくらいです。
健診を受けたのは2025年11月11日。
結果は12月3日の消印で、封筒に入って郵送されてきました。
健診から結果が届くまで、約3週間でした。
※結果報告書の「受検日」の欄は2025/11/14となっていますが、これは検体の受付日のため、健診を受けた日とは異なります。

届いたのは、オールカラー16ページの「検査結果報告書」と、受検者向けの説明冊子の2冊です。
報告書の表紙には、マイページからも結果を確認できることが書かれていました(マイページの画面は、結果のあとで紹介します)。
自宅で受ける場合:検査キットの流れ
健診のオプションがなくても、楽天市場などで検査キットを購入すれば自宅で受けられます。
大まかな流れは次のとおりです。
※わたしは自宅キットは使っていないため、採尿の細かい手順や結果が届くまでの日数は、購入前に公式の説明で確認してください。
【結果公開】7種類のがんすべて「低リスク」でした

封筒を開けるときは、とてもドキドキしました。
報告書を開くと、最初のページに全部の結果がまとめて載っていて、真っ先に目に飛び込んできました。
すべて「低リスク」だったので、まずは安心して、続きのページをじっくり読むことができました。
わたしが受けた2025年11月時点では、女性は7種類のがんが対象でした。
結果は次のとおりです。
| がんの種類 | 判定 | 症状 |
|---|---|---|
| 食道がん | 低リスク | 該当なし |
| 乳がん | 低リスク | 該当なし |
| 肺がん | 低リスク | 該当なし |
| 胃がん | 低リスク | 該当なし |
| すい臓がん | 低リスク | 該当なし |
| 大腸がん | 低リスク | 該当なし |
| 卵巣がん | 低リスク | 該当なし |
報告書には、次回の受検タイミングの目安として「2026年11月」と書かれていました。
現在のマイシグナル・スキャンは、対象が10種類に増えています(女性は前立腺がんを除く9種類、男性は乳がん・卵巣がんを除く8種類)。
これから受ける方は、最新の対象を公式サイトで確認してください。
がんの種類ごとに「総合評価」のページがある

報告書では、がんの種類ごとに詳しいページが用意されています。
総合評価は、次の2つのスコアを組み合わせたグラフで示されていました。
マイクロRNAがんリスクスコアは、1に近いほど健康な人に、99に近いほどがんの人に似た傾向を表すそうです。
わたしのスコア(一部)
・食道がん:パーソナル8/マイクロRNA1
・乳がん:パーソナル22/マイクロRNA8
判定だけでなく数字で見られるので、来年以降に受けたときの変化も比べやすそうです。
生活習慣ごとのリスク要因も解説されている

年齢・家族歴・喫煙・飲酒・野菜や果物の食べ方など、リスクに関係する項目ごとに、自分の回答と目安が並んでいます。
そもそもこの検査を受けようと思った時点で、わたし自身、ある程度は健康や生活習慣に気をつけていました。
この表を見て、これからも続けて健康を維持していきたいという気持ちになりました。
スマホの「マイページ」でも同じ結果が見られる
報告書の表紙にあるマイページのQRコードをスマホで読み取ると、紙の報告書と同じ内容をスマホでも見ることができました。
登録が必要なのは初回のログインだけです。
2回目からはQRを読み取るだけで、スムーズに表示されました。

マイページの結果画面には、検体受領日が2025年11月14日、結果日が2025年11月28日と表示されていました。

結果の一覧から「詳細」をタップすると、がんの種類ごとの総合結果やグラフも見られます。
わたし自身は、スマホで見返すことはあまりないかもしれません。
でも、紙を手元に残したくない方など、いろいろな方の役に立ちそうな機能だと思います。
参考になればうれしいです。
「低リスク」でも、がんがないという意味ではありません

結果を見てほっとしましたが、ここはとても大事なポイントです。
報告書にもはっきり書かれているとおり、マイシグナル・スキャンはがんかどうかを診断する検査ではなく、今のがんリスクを統計的に判定する検査です。
・低リスクでも、がんがない、または将来がんにならないことの保証ではありません
・中リスク・高リスクでも、がんがあるという意味ではありません
・自治体のがん検診や人間ドックを定期的に受けることが大切です
わたしもマイシグナル・スキャンは「がん検診の代わり」ではなく、
「早期発見のきっかけを増やす、プラスアルファの検査」だと考えています。
マイシグナル・スキャンを受けてよかったところ
いちばん大きかったのは、やはり手軽さです。
いつもの健診の尿検査と同じ感覚で、7種類のがんのリスクの判定をまとめて受け取れたのは、ほかの検査にはないメリットだと感じました。
気になったところ

報告書の「受検後の対応について」のページでは、低リスクで症状がない場合でも、1年に1回の受検が目安とされていました。
体の状態は変わっていくので、定期的に受けることに意味がある検査です。
だからこそ、毎年スキャンを受け続けるのは、価格面でハードルが高いと感じました。
マイシグナル・スキャンとマイシグナル・ライトの違い
マイシグナルには、がんの種類別にリスクを評価する「スキャン」と、より手軽に受けられる「ライト」があります。
| スキャン | ライト | |
|---|---|---|
| 位置づけ | 上位版 | 手軽版 |
| わかること | がんの種類別のリスク(最大10種) | 全身のがんリスク(がん種は特定しない) |
| 調べるもの | 尿のマイクロRNA | がんから尿に漏れ出す物質 |
| 検査方法 | 採尿のみ | 採尿のみ |
| 価格(楽天) | 79,200円 | 24,860円 |
※価格は楽天市場の公式ショップ「マイシグナル」の税込・送料無料の価格です(2026年11月3日時点)。
ライトは、がんから尿に漏れ出す物質(代謝物)を調べて、全身のがんリスクをまとめて評価する検査です。
スキャンのように「どのがんか」まではわかりませんが、そのぶん価格が抑えられています。
マイシグナル・スキャンのメリット・デメリット
◎メリット
・がんの種類ごとにリスクの判定が届く
・どこに気をつければいいかが具体的に見える
・スコアや生活習慣の要因まで確認できる
△デメリット
・価格が高く、毎年続けるには負担が大きい
まずは一度、しっかり自分の状態を知っておきたい人には、マイシグナル・スキャンが向いています。
マイシグナル・ライトのメリット・デメリット
◎メリット
・スキャンより価格が抑えられていて、続けやすい
・自宅で採尿して送るだけで受けられる
△デメリット
・がんの種類(部位)までは特定しない
毎年の「定期チェック」として手軽に続けたい人には、マイシグナル・ライトが向いています。
もっと手軽に試したい人へ:血液で調べるがんリスクセルフチェック
「マイシグナルは気になるけれど、まずはもう少し安く試してみたい」という方には、自宅で少量の血液を採って送るタイプのセルフチェックもあります。
そのひとつが、DEMECAL(デメカル)がんリスクチェッカー 女性向けです。
| マイシグナル・ライト | デメカル | |
|---|---|---|
| 検体 | 尿 | 血液(自己採血) |
| 調べる内容 | がんから尿に漏れ出す物質 | 腫瘍マーカー2種類 |
| 価格(楽天) | 24,860円 | 約1万〜1.4万円 |
マイシグナルと比べると、価格が手ごろで、乳がんや食道・大腸のがんが気になる女性が試しやすいのが魅力です。
ただし、自分で採血する手間があり、調べる対象や方法もマイシグナルとは異なります。
※わたしはデメカルは受けていないため、採血の方法や結果が届くまでの日数などは、購入前に販売ページで確認してください。こちらも診断ではなく、がんのリスクの目安を調べる検査です。
男性向けのタイプもある
デメカルには男性向けのがんリスクチェッカーもあります。
男性向けは、大腸がん・食道がん・前立腺がんのリスクをチェックするタイプです。
検査項目はp53抗体と、前立腺がんの腫瘍マーカーのPSAです。
夫やお父さんなど、家族の男性の健康が気になる方は、女性向けとあわせてチェックしてみてください。
楽天市場で約1.2万〜1.4万円(ショップによって異なります。2026年11月3日時点)
デメカルは、楽天市場でもショップによって価格が違います。
購入するときは、商品一覧の「同じ商品を安い順で見る」で比べてみるのがおすすめです。
クーポンやポイント倍率もショップごとに違うので、あわせてチェックしてみてください。
わたしの使い分けプラン:1回目はスキャン、2回目はデメカル
最初は、2回目からはマイシグナル・ライトで続けるつもりでした。
でも、もう少し安い価格帯のデメカルがあることを知り、2回目はデメカルを受けてみることにしました。
1回目(2025年11月):マイシグナル・スキャン
がんの種類別に、今の自分のリスクをしっかり確認する
2回目(2026年11月):デメカル
価格を抑えて、毎年無理なく続ける
マイシグナルの報告書でも、次回の受検の目安は「2026年11月」でした。
ちょうど1年がたつタイミングなので、今年はデメカルで様子を見てみます。
デメカルは、マイシグナルとは検査の方法も対象も違います。
女性向けは食道・大腸・乳がんが中心で、肺・胃・すい臓・卵巣などは対象外です。
「毎年手軽に続ける」ための検査で、マイシグナル・スキャンと同じ範囲を調べるものではない点は知っておきましょう。
数年に一度はスキャンで種類別にしっかり確認する、という組み合わせ方もあります。
もちろん、どれを受ける場合でも、自治体のがん検診はこれまでどおり受けていきます。
マイシグナルはこんな人におすすめ
まとめ
マイシグナル・スキャンは、尿を出すだけでがんの種類別にリスクを評価してくれる、とても手軽な検査でした。
どの検査を選ぶ場合でも、「がん検診の代わり」ではなく、
「早期発見のきっかけを増やす検査」として、検診と組み合わせて活用するのがおすすめです。
【ご注意】
・本記事で紹介している検査は、いずれもがんの診断を行うものではありません。
・マイシグナルは、がんに罹患しているかどうかを診断する検査ではありません。尿の成分を解析し、がんのリスクを統計的に判定するものです。
・低リスクと判定された場合でも、がんがない、または将来がんにならないことを保証するものではありません。
・気になる症状がある方は、検査結果にかかわらず医療機関を受診してください。
・本記事の体験・結果は、2025年11月に健康診断のオプションとして受検したときのものです。価格や対象となるがんの種類などは変更される場合があるため、最新情報は公式サイトや販売ページでご確認ください。
・記事内の検査結果報告書・マイページの画像は、筆者が受検したマイシグナル・スキャンの結果を撮影したものです(報告書・画面の著作権は株式会社Craifに帰属します)。

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